1953-12-24 第19回国会 参議院 本会議 第2号
○大屋晋三君 只今上程になりました決議案を朗読いたします。 奄美群島の日本復帰祝賀決議案 奄美群島は、沖縄、小笠原群島等とともに、米軍の管理下におかれて来たが、現地及び全国民の宿願が達せられて、いよいよわが国に復帰する日を迎えることとなつた。群島住民のよろこびは勿論全国民挙げて慶祝に堪えないところである。 参議院は、同群島の復帰を心から祝賀し、米国の好意ある措置に深く敬意を表するとともに
○大屋晋三君 只今上程になりました決議案を朗読いたします。 奄美群島の日本復帰祝賀決議案 奄美群島は、沖縄、小笠原群島等とともに、米軍の管理下におかれて来たが、現地及び全国民の宿願が達せられて、いよいよわが国に復帰する日を迎えることとなつた。群島住民のよろこびは勿論全国民挙げて慶祝に堪えないところである。 参議院は、同群島の復帰を心から祝賀し、米国の好意ある措置に深く敬意を表するとともに
○大屋晋三君 先ず只今上程になりました決議案の朗読をいたします。 平和條約発効に伴う決議 平和條約は本日をもつて発効し、我が国がいよいよ独立国家として国際社会に復帰するに至つたことは、日本国民として衷心喜びに堪えぬところであり、われわれは友好諸国に対し深甚なる感謝を表するものである。 一 日本は一貫して世界平和の維持と人類の福祉増進に貢献せんことを期し、国連加入の一日も速やかならんことを
○大屋晋三君 そこで附則の第一項に、この法律は昭和二十七年一月一日から施行するとありますが、今日になつてはこれを修正する必要があるのではなかろうかと思いますが如何ですか。
○大屋晋三君 私は吉田内閣総理大臣に対し、国家将来の問題について質問申上げたいと思うのであります。質問に入るに先立ちまして、総理大臣が老躯を提げて、みずから対日講話会議の全権といたしまして、我が国には曽て見ない積極的な前例を作られましたことに対し、感謝と敬意を表するものであります。(「八百長」と呼ぶ者あり、拍手) 先にサンフランシスコで調印されました対日平和條約は、我が国が平和を愛好する世界の自由国家群
○大屋国務大臣 二十五年度の予算を編成いたしまときには、それぞれの項目につきまして慎重にやりました。従いまして給与の面も、まずあの邊で大体よかろう、さような考えを持ちまして編成をいたし、国会の承認を得た次第であります。しかるに裁定という事実が発生いたしまして、この裁定を履行するにあたつては、その裁定の面にうたわれましたいわゆる第一項に対して六十七億、第二項を、国鉄の総裁は大体四十億見当いると日本政府
○大屋国務大臣 いわゆる経済活動量によつて輸送に増減のあろによは、ただいま申し上げた通りでありますが、やはり輸送の方便といたしましては、御承知のようにトラツクもあれば、汽船もあれは、鉄道もあるというようなことで、鉄道、トラツク、汽船の分担いたします速搬量というものも、ときの情勢によりまして、自然に、自動的に、それぞれ変化があるということは言うまでもないことでありまして、私といたしましては、との分は鉄道
○大屋国務大臣 柄澤さんの考え方は、私前からよく存じ上げております。鉄道に対して公共性ということを、柄澤さんは常に重く考えられておることをよく記憶しております。輸送量が減つたが、とうしたんだと言いますが、これは公共企業体というふうに形を改めたということ、あるいはまた独立採算制にしたという事柄から、第一義的には関係がないのでありまして、鉄道の輸送の量というようなものは、一国の産業経済の推移によりまして
○国務大臣(大屋晋三君) 従業員の努力によつて増收が出たという場合におきまして、その出ました金額を分ける場合に、一般的のいわゆる総則に決めた給與の性質、給與に非ざる形の支出ということであれば、私はできると思いますが、それを具体的にどうかと言われますと、ちよつと今御返答申上げることはできません。
○国務大臣(大屋晋三君) 御承知のように、この予算で決められた給與の枠以外の給與というものは、今の規則ではこれは支出できないことになつておりますが、いわゆる裁定によりまして目下研究中の賞與は、これはいわゆる日本国有鉄道法と予算総則の中に謳つておる給與とは、これは性格が違いますから、必ずしも国鉄総裁自身の裁量によつて支出が不可能ではないと考えております。
○国務大臣(大屋晋三君) 只今中村君の御指摘の御質問は、これはその後その趣旨を尊重いたしまして、国鉄の経営者と組合で目下種々検討中でありますが、まだ結論が出ておりません。
○国務大臣(大屋晋三君) 只今提案されました海上保安監部及び海上保安部の設置に関し承認を求めるの件につきまして、提案の理由を御説明いたしたいと存じます。 海上保安庁法の一部を改正する法立案の施行に伴いまして、海上保安庁法第十三條の規定に基いて、管区海上保安本部の事務の一部を分掌させるため、海上保安監部その他の事務を設置する必要があるのであります。 海上保安庁は急速に発足した関係もありまして、地方機関
○国務大臣(大屋晋三君) 運輸省設置法及び日本国有鉄道法の一部を改正する理由について御説明申上げます。 運輸審議会及び日本国有鉄道の監理委員会の委員の任命については、運輸省設置法及び日本国有鉄道法の規定により、それぞれ両議院の同意を得ることになつているのでありますが、国会閉会中又は欠員を生じて、その後任者を任命する必要がある場合において、任命権者が便宜任命を行い、その後最初に招集される国会において
○大屋国務大臣 事故の原因につきましては、ただいま申し上げました通り、国鉄といたしましてこれを技術的に専門的に原因を究明いたしました結果、何らそこに作為的な事態が発生しておらぬという一応の技術的な究明ができておるのでございますが、一面これを治安的、公安的な面からただいまの田嶋君の御意見がございましたが、これはやはり鉄道方面の公安並びに警察、そちらの治安、公安の専門の官庁の方で扱つておりますので、ただいまのところ
○大屋国務大臣 ただいま田嶋君の御質問の件でございますが、仰せのように御指摘の最近の四つの事故を起しましたことは、まことに運輸行政の監督者である私としまして、遺憾に存ずる次第であります。そこで事故が起きまするや、ただちに機を逸せず国有鉄道の本庁から現地にそれぞれの係員を派遣いたしまして、事故の原因の調査に当らせておるわけでございます。御指摘の三月一日の東北線杉田駅の事故、次に四月七日の東京駅構内の列車脱線事故
○大屋国務大臣 ただいまの御質疑でございまするが、私も国鉄の従業員が、大いに希望を持つて、かつ活発に職務に従事していただけること、真から従業員がさように行動をなすつてくださるということを望むものでございます。しこうして現下のこの裁定の問題は、もはや議会の期間も迫つておりまする関係がございますので、あまりこれを粗雑に、性急に解決しましても、不十分な、悔いを残すようなことがあつては相ならぬと考えております
○大屋国務大臣 一応形式の上の所見は、前田君も私に御同感の模様てありまするが、さて政府もこれに対して等閑に付しておるわけではございませんので、たとえば国鉄総裁が、第一項に刻する履行の全額が六十七億円というような場合に——これは御承知のベース改訂でございます。しかるにわが吉田内閣は、現在の客観的諸般の情勢から考えまして、ベースをただいま改訂する時期でないという確信のもとに立つておりますので、まず第一項
○大屋国務大臣 ただいまの前田君の御質疑でございますが、御承知のように第二次裁定が三月十五日に出まして、政府は法定の期間の十日を経過いたしました三月二十五日に、国会に審議をお願いいたした次第でございます。そこでこの第二次裁定の内容は御承知の一項、二項とも、いわゆる公労法十六條の規定によりまして、予算上質金上、支出が不可能であるという性質に合致するところでございますので、そこで国鉄の総裁から政府に対しまして
○国務大臣(大屋晋三君) 只今議題となりました港湾法案の提案理由を御説明いたします。 四面環海の我が国にとつて港湾の開発発展ということは、誠に重大な問題でありますので、これについて明確な法的基準を与え、地方公共団体の自由な意思による港湾管理者の設立その他港湾の管理運営の方式を確立し、以て港湾の開発と利用の促進を図るため、ここに港湾法案を提出する次第であります。 本法案の大体の内容を申上げますと、
○国務大臣(大屋晋三君) 拒否だとか拒否でないとかいうことは当らないのでありまして、要するに裁定が下した第一項も二項も、二項は抽象的に御承知のようになつておりますが、これは加賀山国鉄総裁からは政府に対しまして所信が披露されておりますが、政府はこれを予算上資金上支出を不可能であるというつまり認定の下に、特に予算を政府がそれに対してとやかくの予算というような数字はつけないで、これは第一次と同じであります
○国務大臣(大屋晋三君) 内村君の只今の御質問でありまするが、政府はよく御承知の通り第一次裁定に際しまして、いろいろな国会におきまして論議がありましたときにすでに政府の所信は申上げて、内村君もよく御承知であると思うのですが、態度を変えておりませんで、第二次の今回の裁定に当りましても、三月十五日に裁定が出まして、法定期間の十日の、三月二十五日にこれを国会に、公労法の第十六條に基きまして予算上資金上裁定
○国務大臣(大屋晋三君) 只今から昭和二十五年三月十五日、公共企業体仲裁委員会が、日本国有鉄道と国鉄労働組合との間の「昭和二十五年四月以降の賃金ベース改訂に関する紛争」について下しました裁定を、国会に上程いたし御審議を願う次第につきまして、御説明申上げます。 国有鉄道と国鉄労働組合との間の「賃金ベース改訂に関する紛争」については、御承知の通り、先きに昭和二十四年十二月二日に第一回の裁定が下されたのでありますが
○大屋国務大臣 四面環海のわが国にとつて、港湾の開発発展ということはまことに、重入な問題でありますので、これについて明確な法的基準を與え、地方公共団体の自由な意思による港湾管理者の設立、その他港湾の管理運営の方式を確立し、もつて港湾の開発と利用の促進をはかるため、ここに港湾法案を提出する次第であります。 本法案の大体の内容を申し上げますと、港湾の管理運営に関し、最大限の地方自治権を與え、かつ国家的及
○大屋国務大臣 ただいまの問題は各般に関係のある問題でありまして、現在といたしましては私はこれを統合する意思は持つておりません。
○大屋国務大臣 海上保安庁の任務は、本委員会の開始以来、各委員からの御質問に対しまして、長官からしばしばお答えをいたしておりまするが、たくさんの任務がありまするうち、やはり国警との関連の仕事も任務の一つであると考えております。これの緊密なる連絡が、すなわち海上保安の任務をより能率化するということは間違いないのでありまして、その内容の詳しいことはまた長官から御希望であれば述べさせます。
○大屋国務大臣 ただいままでの各委員の御意見を承つておりましたが、われわれといたしましては少くともこれが前の組織よりも能率的であり、かつ機動的である、さような考え方で編成いたした次第であります。
○国務大臣(大屋晋三君) 只今提案されました海上保安庁法の一部を改正する法律案につきまして提案の理由を御説明いたしたいと存じます。 海上保安庁が負託されました航海の保安と海上治安の確保という重大な使命の完全な達成につきましては、発足以来鋭意御期待に副うよう努力いたして参つたのでありますが、その後の推移に基きまして、海上保安庁の諮問機関の統合整理と、海上保安官の業務執行に関連して改正する必要が生じましたのに
○大屋国務大臣 予算の修正を経ずしてできる面があるかどうか、今検討しております。それからまたそれができないという場合、あるいはできても少額だという場合に、二項の履行に不足しますれば、その必要な額は当然予算の修正をして、それから捻出するということをせざるを得ない。しかしてさような場合に、関係方面に対して了解をあらかじめ打診するということはまだしておりません。
○大屋国務大臣 關谷君は、運輸大臣を漠然として怠慢だとおつしやられるが、怠慢では決してないので、非常に深刻に考えているのでありますが、結論がまだ出ておらぬのであるということを申し上げたわけです。そこで四十億国鉄の総裁が政府に対して具申をして来ましたが、四十億がはたして妥当でありやいなやということは、調べてみなければわからぬのでありまして、これは目下それぞれの政府機関の関連場所全部を動員いたしましてやつておりますから
○大屋国務大臣 国鉄総裁から、この二項の裁定を履行するのに四十億八千万円かかるという意見の具申があつたのでありますが、御承知のようにこの二項は抽象的の文句で書いてありますので、それを金額に表わした場合に、はたして幾らいるかということを、目下慎重に検討をいたしておりまして、まだ答えが出ておりません。不日これは早急に出ることになつております。また考え方として、ただいまの關谷委員の御質問ですが、新規事業はこの
○大屋国務大臣 船員職業安定審議会につき幸しては、船員職業安定法に中央船員職業安定審議会と、地方船員職業安定審議会及び特別地区船員職業安定審議会の、三つ審議会が規定されておりますが、このうち特別地区船員職業安定審議会は、二以上の海運局の管轄区域にまたがる地区、たとえば瀬戸内地区のような大地底審議会、または一海運局管轄区域内の特殊な地区、たとえば東海海運局管内の北陸地区のような小地区審議会として、必要
○大屋国務大臣 ただいまから昭和二十五年三月十五日に、公共企業体仲裁会委員が、日本国有鉄道と国鉄労働組合との間の昭和二十五年四月以降の賃金ベース改訂に関する紛争について下しました裁定を、国会に上程いたし御審議を願う次第につきまして、御説明申し上げます。 国有鉄道と国鉄労働組合との間の賃金ベース改訂に関する紛争については、御承知の通り、さきに昭和二十四年十二月二日に第一回の裁定が下されたのでありますが
○国務大臣(大屋晋三君) 我が国の造船技術は戰時中の低質大量生産に災いされまして今日におきましては、世界の水準に及ばないことは勿論、我が国戰前のそれにさえ達していない状態であります。この点につきましては第二国会における参議院の決議の御趣旨からも速かに何分の適切な措置を講じ、以て造船技術の速かな回復向上を図らなければならないのであります。 前国会におきましても運輸省設置法中に造船技術審議会を設けることを
○国務大臣(大屋晋三君) 前の松村君の御注意は篤と了承いたしましたから、将来十分注意いたして研究もいたします。 次に、自動車が発達いたしましても道路がこれに伴わなければいけないので、ところが自動車の発達のスピードと道路の改善発達のスピードとはおのずから限度がございますので、特に我が国の現状におきましては、この小運搬が将来とも非常に重要視せねばならんと考えておる次第であります。
○国務大臣(大屋晋三君) この荷馬車の牛や馬に対する主たる資料の配給関係は、農林省がそれを受持つておるのでございますが、運輸省と十分の打合せをして従来やつております。又今回関係方面の意向によりましてこの資料関係は、乳牛や種畜等を除きました外のものに対する飼料関係の統制が自由販売となる見込でございますので、自由販売になつた場合には、或いは従来よりも却つて高い飼料をあさらなければならんというような虞れがあつてはいけませんので
○国務大臣(大屋晋三君) 松村君の御質問ですが、先ず第一に、劈頭の運輸省に対する小運搬の資料の提出方につきまして督促がありましたが、以後これは注意いたします。ところでこの運送の面における小運搬業の非常に重大であるということは松村君もよく御承知で、又只今の御質問中にもその重要性を謳われておりました通りでありまして、御承知のようにこの国鉄による運搬、或いはトラツクによる運搬に比ベまして、この小運搬のつまり
○国務大臣(大屋晋三君) 内村君の御質問の要点にお答えいたします。 先ず昭和二十四年度の国鉄の予算の残額から平均六百円を支給する問題でありまするが、国鉄の総裁といたしましては目下二十四年度の予算の残額の計数の整理中でございます。そうして総裁はなにがしかの金額を従業員に分けてやりたいという希望を私の所に申達して参つておることは、内村君の仰せられて通り事実でございまするが、これに対して政府といたしましては